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【105冊目】『糖質制限の真実』ーロカボはやるしかない

     糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべ て (幻冬舎新書)

 

栄養学は劇的に変化

著者は、北里大学北里研究所病院 糖尿病センター長ということで糖尿病のプロです。その著者が糖質制限について書いた本です。

 
この10年間で起こった栄養学の変化がどのようなものかをお伝えし、緩やかな糖質制限(ロカボ)がいかにメタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームに有用、あるいは有用と期待できるか、を述べている本です。
 
この数年間で栄養学が大きな変化を起こしたことが本書の至るところで書かれています。大きなポイントがまとめられています。
①マウスやサルで証明されてきたカロリー制限食の有用性がヒトでは証明されず、逆にマウスやサルでは示されなかったカロリー制限食の有害性がヒトで示されたこと
②日本人での無作為比較試験で糖質制限の有用性が確認されたこと
③日本人の観察研究で糖質摂取の少ない群での死亡率の低さが示されたこと

カロリー制限と聞くと、した方がいいと思う人は多いのではないでしょうか。しかし、そのカロリー制限はヒトでは証明されず、なんと有害性が示されたというのです。ビックリですよね。

 

こんなことを例に、栄養学はどんどん進化、変化を遂げているといいます。数年前の常識が今の非常識のような状況です。
しかもそのことを、医師や管理栄養士といった専門家も知らないという状況がおきているというのだから驚きです。
 
本書を読むと、糖質制限はメリットが多いことがわかります。
様々なメリットは本書を読んでほしいですが、そのメリットを受けるためにやることは本当に単純です。
 
1食の糖質量20~40グラム以下となるお食事を。
それに加えて1日糖質10グラム以下の嗜好品を。
これだけでいいのです。

 これを理解するには、「ロカボ」を理解する必要があります。

 

「ロカボ」とは?

「ロカボ」とは何なのでしょうか?
この「ロカボ」という言葉には、普通の「糖質制限」や「ローカーボ」には含まれない、もう一つの考え方を付け加えています。それは、"緩やかな”糖質制限であるということです。
その食事法が、1食の糖質量を20~40g、それとは別に10gで、1日の糖質摂取量がトータルで70~130gにということです。よくある完全な糖質をオフにしようということではありません。
 
著者の提唱する「ロカボ」は、おいしくお腹いっぱいになるまで食べていいという食事法です。
カロリーを制限するとどうしても食べられるものも少なくなりますし、量もすくなくなります。そうではなく、糖質を制限するだけで量は食べてもいいですしカロリーも気にしなくていいというこの食事。
本書にもこう書かれています。
カロリー制限に慣れている人は、お腹いっぱいになることに罪悪感を持っている場合がよくありますが、この気持ちを、ロカボ生活をはじめても持ち続けるのは非常にナンセンスです。
 
お腹いっぱい食べることができるのとできないの、どちらの方がいいのか明らかですよね。
著者もこの「ロカボ」で学生時代の体型に戻ったと言います。
ロカボで緩やかな糖質制限をすることで、さまざまなメリットを受けることができる。これはやらない手はありません。
 
☆☆☆☆☆
最近は筋トレをやっている人が、糖質制限を取り入れている人も増えています。
本書を読めば、糖質制限について学ぶこともでき、さらにこれはやった方が間違いなくいいということもわかると思います。
本書にも書かれていましたが、腹が減ったら肉を食べたいと思います。
 
糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべ て (幻冬舎新書)

糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべ て (幻冬舎新書)