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【120冊目】『シャーロック・ホームズの冒険』-「みる」にも種類がある!ただ「見る」のか「観察するように見る」のか

ホームズはなぜ様々なことに気がつくか

同じものを見ても、人によって見えるものが違ってくるのはなぜでしょうか。

 

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】』にこんなやり取りがありますので引用します。

久々に再開したワトソンのことをホームズがすべて当ててしまうというシーン。開業したこと、最近ひどい雨に降られてずぶ濡れになったこと、不器用でそそっかしいメイドがいること、などなど。

それをなぜ推理で当ててしまうのか。

「きみの説明を聞くと、いつもばかばかしいほど単純に思えて、自分でも簡単にやれそうな気がするんだが、そのくせ、君の推考に一段階ごとにひっかかって、きみの口から論証の過程をひとつひとつ説明してもらうまでは、まるきり五里霧中だ。はばかりながらぼくの目だって、きみの目に劣らず、よく見えてるはずなんだがな」

「きみはたしかに見てはいる。だが観察はしない。見るのと観察するのとでは、大ちがいなんだ。たとえばの話、この家の玄関からこの部屋まであがってくる階段、きみは何度も見ているだろう?」

 

「見る」と「観察」の違い

この質問に対して、ワトソンは何百回と見ているけれどもわからないと答えました。普通、階段が何段あるかなんて、そんなこと気にしないですからね。

それをホームズは知っていると。その違いはホームズがいうには、ワトソンは「見て」はいるが「観察」はしていないといいます。ホームズは常にただ「見る」のではなく、「観察」をしている。これを常にやっている人というのは、様々なことに気がつくと思いますね。

 

どう見るか?

同じものを見ても、本質が見える人もいるし、見えない人もいる。

それは何を見るかというよりもどう見るかということが重要ということ。自分自身ただものごとを見ていないか、もう一度気を付けてみようと思いましたね。

 

☆☆☆☆☆

このどう見るかを大事にしていくと、様々なところで大きな違いになってくると思います。同じものをみても、何も気がつかない人間ではなく、そこからたくさんのことに気がつき、物事の本質を見ることができる人間になりたいものですね。

 

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)