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【133冊目】『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学』→とにかくわかりやすく、重要なことが書かれています

  さおだけ屋はなぜ潰れないのか??身近な疑問からはじめる会計学? (光文社新書)

 

本書のタイトルをきいたことがある人は多いのではないでしょうか。

会計ブームの火付け役ともなったと言われる本書

会計の本は世の中にかなり多く登場していますが、本書はその中でもかなりわかりやすくできています。

 

それもそのはず。身近な疑問からはじめるとタイトルにもあるように身近な疑問を会計の面から説明しているので、なんといってもとっつきやすいのです。

本書の目的もこう書かれています。

本書は、こうした身近な疑問についての謎解きを通して、

①会計の本質を大まかにつかんでもらう

②苦手意識をなくして、身近なものとして会計を使ってもらう

ということを目的にしています。

 

会計を知り尽くしている人は本書を読む必要はないと思いますが、会計をこれから勉強したい、会計の本を何冊か読んだけどイマイチよくわからないという人にはピッタリの本です。

 

例えば、さおだけ屋の謎をきっかけにして「利益を出すためにはどうしたらよいのか?」という商売の本質を説明している章ではこんなことが書かれています。

もう一度おさらいすると、利益を出すためには、

●売り上げを増やす

●費用を減らす

のふたつの方法しかない。しつこいようだが、知っていると得する知識である。

 

という何とも簡単なことですが、これがわからないことで苦労することがあると思います。意外とこの簡単なことが抜けてしまって話をしている人が仕事をしていると多い気がします。

 

その「費用を減らす」ことについても書かれています。

費用の削減はパーセンテージで考えるべきものではなく、絶対額で考えるべきものなのだ。

 

家計でも費用を減らすときにどうしても細かいところに目がいってしまいがち。

1,000円の節約をするのか、10,000円の節約をするのか。どっちがいいのか考えてみるとすぐにわかりますよね。

わかっているのに、気が付いたら1,000円の節約をしてしまっているパターンが多いと思います。

例えば電気代を気にして何100円かを一生懸命節約するのに、一方違うところで10,000円の買い物や食事をしていたら意味がありません。電気代を節約することがわるいのではなくて、そちらの10,000円の方を何とかできないか考えた方がいいということ。

 

「売上」についても書かれています。

「売り上げ=単価×数」という式は永久不滅の法則であり、単価を上げられないならば、数(回転率)を増やしていくしかないのである。

 

これを知っているか知らないかで大きく変わってくる。

永久不滅の法則と書かれている通り、基本的にこの法則から外れることはない。この法則に当てはめて考えていけば、売り上げを増やすことの近道になるはず。

 

☆☆☆☆☆

全く難しくなく、それでいて重要なことを身近な疑問から書かれている本書。

初版が2005年ですから、もう13年ほど経過していますが全く色あせていないですね。ベストセラーはうなずけます。

 

さおだけ屋はなぜ潰れないのか??身近な疑問からはじめる会計学? (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか??身近な疑問からはじめる会計学? (光文社新書)