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【136冊目】『辞令』ー組織と人間の話

 

辞令 (文春文庫)

辞令 (文春文庫)

 

 

著者は高杉良。

Amazonの内容紹介より

ビジネスマンの命運は、たった1枚の紙切れに左右される!

テレビ・ビデオ・音響機器メーカーとして世界中で事業を展開する大企業、エコー・エレクトロニクス工業の宣伝部副部長・広岡修平に、突然、辞令が突きつけられた。異動先は「人事部付」。それまで社内の出世レースのトップグループに入っていた広岡に、左遷させられる理由は思い当たらない。

仕事に対する情熱と正義感では引けをとらず、社内でも高く評価されていたはずの広岡が脱落したのは、なぜか?

その内実を自ら調査し始めると、自らの後任者が現会長の息子であることが判明。ファミリー企業に巣食う利己的な思惑と、会社内に万円する保身、讒言、足の引っ張り合いの実態が見えてきた……。

 

 

内容紹介に、ビジネスマンの命運は、たった1枚の紙切れに左右される!とあるけれども、ビジネスマンというよりサラリーマンといった方が正しいかと思う。

 

本書は大企業の話。

大企業で出世レースでも上位グループに入っていたはずなのに、突然の辞令。その辞令は、左遷のようなもの。しかも自分にはその左遷させられる心当たりがないのです。

誰でも不信感に陥り何かあるのでは?と思ってしまいますよね。

 

本書でも実際に何かあるのです。その何かが書かれている内容となっていますが、基本的には人を陥れ自分が出世したいというのと、会長が身内を出世させたいということ。

また、本人にも多少の落ち度はあった。この多少の落ち度が命取りになることもあるということです。

 

こんなことはいろんな企業で行われているのではないかなーと感じましたね。

出世するために人を陥れる。しかも優秀な人ほど陥れられるのではと。上の人に入り込むのがうまい人が、優秀な人を陥れ出世していく。

あとは、社長や会長の身内を出世させていく。これもどんな企業でもありますよね。

 

☆☆☆☆☆

ちょっと古い時代の話です。ケータイがない頃の話。家電をフル使っていますから。刊行は1988年と約30年前の本ですが、古びた印象は全くしない。それはきっと、今も同じようなことが行われているからでしょう。

 

多くの人は、企業に属して働いていると思います。その中で、人事異動があり納得のいく辞令と納得のいかない辞令があるはず。その時に、どう考えるのか。本書の教訓を読めば捉え方は変わってくるかもしれません。

 

辞令 (文春文庫)

辞令 (文春文庫)

 

 

本書の著者の高杉良さん。

以前、読んだ『燃ゆるとき 』もおススメです!

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